« 心の潜水病 | トップページ | 寂聴さん逝く »

2021年11月 3日 (水)

分け合って生きる

10月最後の週の終わりに岩手県宮古市に出張しました。

大学の活動制限指針のレベルも下がり、久しぶりの出張です。

岩手県は9月からコロナ感染者がゼロの地域で

出張前にPCR検査のキットが送られてきて、

しっかり陰性の結果を送ってからの出発でした。

 

東北の沿岸部は、東日本大震災直後に

発達障害を抱える子どもと家族、

そして支援者への支援のためにうかがってから

私は毎年のように出かけていました。

時には、

学生や大学院生を複数名連れて支援活動をした年もありました。

 

昨年はコロナ禍でうかがえなかったので

2年ぶりの宮古市でしたが、

海に映る豊かな自然の風景や魚介のごちそう、

そしてなつかしい顔との再会で

エンパワメントしにいったつもりの自分が

すっかりエンパワメントされっぱなしの3日間でした。

 

Photo_20211103184101

 

宿からは日の出がみえましたよ。

 また、宿の夕食は

いくらやウニやめかぶが取り放題、お代わり自由で

まるでドリンクバーのようでした。

 

さぞやお安く手にはいるのだろうと思って聞いたら、

支援者や保護者の方々が、

「売ってる値段は高いのよ」というのです。

そして、彼らはにっこりと笑うと、

「あたしたち、魚は分け合うものであって、買うものという発想がないからね」と

おっしゃいます。

皆さん、魚をスーパーで買うということがほとんどないそう。

「買うもんではなく分け合うもん」という言葉に

なんだかとっても感激してしまいました。

 

東京では、

必要なものは必要な人がお金を出して買うという暮らしが

当たり前です。

だけど、あればみんなで「分け合う」という暮らしって

とてもすてきですよね。

都会にはなくなってしまった宝物のような絆を感じました。

分け合って生きる、そこから生まれる絆が

震災やコロナ禍を乗り越える土台にあるのかもしれません。

彼らの生きる底力をあらためて感じられた出張でした。(ま)

« 心の潜水病 | トップページ | 寂聴さん逝く »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 心の潜水病 | トップページ | 寂聴さん逝く »

フォト
無料ブログはココログ