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2021年8月 6日 (金)

平和記念日

人は忘れていきます。

それは自然なことです。

ですが、私たちは忘れてはいけない、

あるいは忘れたくないものもあります。

記念日は「忘れない」ために大切な日です。

8月6日は広島平和記念日です。

 

絵本に関する本を、

昨年、同僚の田中健夫先生と出版しました。

我ながら面白い本で、ゼミなどでも使っています。

「絵本」ってなんだろう?
と問うと、ほとんどの学生から

「母親との思い出」が語られます。

読んでくれた時のこと、

その声色、表情、ページのめくり方、

絵についての母親とのやりとり・・・

そんなことが思い出されてくるようで、

「絵本」が親子の絆を創る役割を果たしていることが

わかります。

 

また「絵本」には、

「語りつぐ」という役割もあります。

戦争や震災に関する「絵本」は、

ありのままを、ありのままに、

時にわかりやすく、

時には恐怖を感じるような絵を通して

後世に語り継ぐのを助けます。

語り継ぐことにより、個人を超えて、

人類として、忘れてはならない

「事実」と「気持ち」の共有が

子どもと大人が一緒になって実現できるのも

絵本の力と言っていいかもしれません。

 

さて、戦争に関する「絵本」って

みなさんは、どんなのを知っていますか?

「つるちゃん」「ちいちゃんのかげおくり」

「おこりじぞう」「ひろしまのピカ」・・・

こうした「絵本」の中には、

子どもには刺激が強すぎるとか

恐怖をあおるだけでよくないなどと言われ、

図書館においてもらえないものもあるそうです。

 

Photo_20210806110101

(山口勇子作 沼田曜一語り 金の星社)

 

「おこりじぞう」の最後に、

「こわい絵本を描くことはむずかしい。

こわいものなど描きたくはないのだが、

こわいものを地上からなくするためには

描かねばならない。」と

絵を描いた四国五郎氏が書いています。

 

どんなふうに思いますか?

忘れないと前にすすめないことがあります。

ですが、前にすすむために

忘れてはならないこともあるのです。

受け取って、

次につなげていきたい戦争に関する絵本

探してみませんか。(ま)

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