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2021年8月 2日 (月)

興味深い舞台裏

先週末に行われた

日本vsニュージーランドのサッカー。

日本がPK戦を制して勝ちました。

今日、遅い昼ご飯を食べていたら

テレビでPK戦の舞台裏というのをやっていて

興味深く、見入ってしまいました。

 

Soccer_goalee_man

 

舞台裏は、舞台の表よりも、

地味で、目にとまりにくいですが、

そこには、

時間をかけてこつこつと築きあげた関係の上で

個人のさまざまな心模様が展開し、

より人間的なドラマがあって面白いです。

 

今回、PKをする選手を監督は挙手で決めたそうです。

これって、とてもめずらしいのだとか。

選手の「いま」の心身状態に対する

選手当人の判断に信頼を置いている監督だから

「挙手して!」って言えることなのでしょう。

また、手をさっと挙げる選手たちのほうもすごいです。

私だったら、監督の顔をみないようにしてフリーズするでしょう。

でも、オリンピックに出るぐらいの選手たちは

自分の力を冷静に判断し、

自分ができる役割や責任を自覚して動けるのですね。

 

キーパーのコーチは、

私の記憶にもある大活躍した元キーパーです。

メモを書いてPK戦前の短い時間のなかで

若いキーパーに一生懸命、

何かを伝えようとしている映像が流れました。

でも、肝心のキーパーさん、頭に入っていなさそう。

それに気づいたコーチ、

最後は「勘でやれ!」って声をかけたそうです。

細かいデータは頼りになるだろうけど、

最後は、その場での勘を信じていいということを伝えられるのは、

山のように試練を超えてきたコーチだからですかね。

 

舞台の裏はおもしろいし、大切です。

 

実は、私がやっている心理士の仕事においても

クライエントと会うという舞台の表よりも、

カウンセリングの時間以外で

クライエントの行動の意味を考えたり、

新しい知見についての情報を集めたり、

さまざまな職種の人と打ち合わせをしたり、

スーパーバイザーに厳しく指導を受けたり、

カウンセリング時に自分らしくいられる工夫をしたり

などといった舞台の裏での体験が、

とてもとても重要になってきます。

 

心理職というのは、人の役に立つ、誰かを救う、などという

舞台の表側で起こることに目を奪われがちですが、

舞台の裏での自分の心の動きへの自覚や、

地味な努力の絶え間ない積み重ねを軽視できません。

これらは、信頼できる専門性を支える

掛け替えのない土台になります。

「自分では失敗するかも」なんて思いで

クライエントの前に立つ専門家なんて

いてほしくないですよね。

努力もせずに「勘を信じて今日のカウンセリングやるわ」

なんて専門家も嫌ですよね。

 

それにしても、

結果は分かっているのに、

テレビで流されたPKのシーンを見るのに

ドキドキして、手に汗握ってしまいました。(ま)

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