2022年1月 9日 (日)

令和4年の雪のキャンパス

今年は何年かってきかれたら、

みんなはどう答えます?

2022年って答えることが多いかな。

令和何年かっていうのは、

今は年賀状でなんとなくわかっていても

そのうちわからなくなることありませんか?

 

年の初めに、テレビでこんなことを教えてくれていました。

西暦から018(れいわ)を引くと

一桁の数字が令和〇年の年数になるんです。

逆に令和の年に018を足すと西暦の下二桁になります。

なるほど・・・。

 

さて、先日、東京では久しぶりの大雪でした。

私たちのキャンパスも真っ白に。

きれいでした。

 

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まだまだ、道には雪がのこっていますね。

成人式を迎えたり、

大学入学共通試験を控えていたりする人たちは

足元に気を付けてくださいね。

 

思い返すと、

私が共通試験(昔は別の名前でしたが)を受験する日も

大雪が降ってました。

試験会場までの道を同級生と歩きながら、

凍りだした通路で「すべる~」と叫んだり

木の枝から雪の塊が「落ちる~」と叫んだりして

そのたびになんてこな大笑いをしてました。

不安な気持ちを開き直って口にすることで

吹き飛ばしていたように思います。

 

でも、言葉は暗示にかけたり、

行動を導く力をもったりするともいわれます。

ならば、せっかくなので

滑りそうだけど「すべらない!」って叫んだり、

凍ったところでなく、

わざと雪の塊の中に「はいるぞ~」って叫んだり

っていうのもいいかもしれません。

 

4年生は卒論を提出し、

今、後輩に向けて発表会をオンラインでしています。

1月終わりには口述試験も待っています。

調査を自分で計画し、データを集め

考察をして仕上げた論文。

どれも大作です。

頑張った自分に誇りを持ってください。

 

それぞれにとって

思い出に残るいい1月となりますように。(ま)

2022年1月 5日 (水)

自分らしい一年を

明けましておめでとうございます。

年末年始は卒論を読むことと、

修論のリモートでの指導に明け暮れるようになって久しいです。

 

そして今年も卒業生や修了生から年賀状をいただきました。

家族との写真を眺めたり、

仕事や生活ぶりを知らせる文章を読んだりしてると、

在学時代のひとりひとりの表情が次から次へと浮かんできます。

 

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泣き虫だった学生は頼もしい上司となって責任を負っていたり、

時々遅刻してた学生は仕事との両立に苦労しながら子育ての終盤を迎えていたり、

夢をあきらめようとしてた学生は別の形で新しい夢を実現させようとしてたり、

固くてどうしようもなかった学生も実に創造的な仕事で社会に貢献しはじめていたり…

 

もちろん、こんなこともあります。

希望の会社に満面の笑顔で就職した学生が転職を真剣に考えていたり、

誰よりも頑張り屋の学生が休職という決断をしたり、

明るくて穏やかな学生が怒りでいっぱいの心を吐露したり…

 

私に、この世の中には

「こうなるはず」「そういうもの」なんてものは

何一つないんだということを教えてくれたのは、

そして、どんな失敗や試練も、そこで終わりではなく、

そこからの続きがあるのだということを信じさせてくれたのは、

まさに彼ら、卒業生、修了生たちです。

 

人の成長や変化は無限大であり、

どんな「過去」からでも、思ってもないような「今」が生まれ、

どんな「今」からでも、想像を超えた「未来」につながっていく、

そうした大切な真実を体現してくれている彼らからの便りは、

今年のはじめも、

誇りと愛おしさと祈る気持ちを味わせてくれて、

私を元気いっぱいにしてくれました。

みんなみんな、自分を大切に、自分らしい一年を。(ま)

2021年12月24日 (金)

クリスマスの夜にテレビで「礼拝堂」

25日の22時から22時半まで

テレビ東京の「新美の巨人たち」で

東京女子大学の「礼拝堂」が紹介されます。

この建物、

チェコ出身のモダニズム建築の先駆者といわれている

アントニン・レーモンド氏の作品です。

奥様はインテリア・デザイナーで

礼拝堂の壁面や祭壇は奥様が手掛けたそう。

 

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大学には、礼拝堂の他にも、

みんなが授業でよく使っている6号館や7号館、

正門からみて真正面にある昔は図書館だった本館、また、

キャンパスの北のほうにある、

キリスト教センター(安井記念館)や

女性学研究所のある建物、

夏の集中講義に非常勤の先生が宿泊できる

ライシャワー館と、

全部で7つの建物がレーモンド氏によるもので

いずれも文化庁の登録有形文化財に指定されています。

 

なかなか大学を散策する時間がなかったかもしれませんが、

来年は、ぜひキャンパスを散歩しましょう。

レーモンド氏の設計した建物たちは

ちっとも華美ではないけれど

心をやさしく、明るくしてくれるのが不思議です。

また、いつのまにか自然と一体化して息をひそめているのに

途方もなく存在感を感じさせるところがすごいのです。

しばらくは静かになるキャンパス、

メリークリスマス、そして、よいお年をお迎えください。(ま)

 

2021年12月11日 (土)

時間に追われて・・・

時間に追われて気がつくと、

2021年もあと20日弱しかありません。

12月に入ると、とにかく、一分一秒が早く流れていきます。

 

キャンパスの本館前の樹木がクリスマス用にライトアップ。

どこからか讃美歌でも聴こえそうなぐらい

穏やかな風景・・・・・

 

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と思いたいところですが、

実際は、学生も教員も大忙しの時期です。

特に、4年生は来週の卒論の締め切りを前に脳も心もフル回転。

当然、指導教員も大変です。

完成間近という段になって、

調査の段階のミスがみつかったり、

分析過程で変数の作り方の間違いに気がついたり、

係数の符号を見落としていたり・・・

せっかく大胆な考察を書いていたのに、

すべて書き直し・・・なんてことも。

だけど、きっと提出後には

達成感と充実感を味わえるはずです。

4年前の自分は、

きっと、こんな大作を提出できるなんて

思ってもなかったでしょうね。

指導者としても誇りに思います。

 

こうして、2021年は去り、

やがて春になると4年生は大学からとびだっていきます。

  

ずっと「同じ」、ずっと「このまま」というものは

何もありません。

この世界のあらゆるものは、常に変化していきます。

 

心理学専攻の教員の中にも、変化があります。

9年間、大学で精神医学や精神保健学を教えてくれた

「怪しい精神科医」こと、柴山雅俊先生が

今年度で定年退職され、大学を去ります。

解離性障害の患者さんを理解し治療する眼差しは

日本一といってもいいですし、

心理士とは異なる視点から、

心に寄り添う支援のありかたについて

いつも楽しく、たまに真面目に、教えてくれました。

いろんなジャンルの本を乱読するのが得意で、

くだらないことから、最新の脳科学まで

何でもよく知っている先生でした。

 

柴山先生の記念講演がオンラインで123日にあります。

事前申し込みが必要ですが、

先生に笑わされた人、

先生に厳しい点数をつけられた人、

先生のつまらないジョークにつきあってくれた人、

会ったことがないけれど名前を知っているという人・・・

お時間があえば、ぜひお集まりください。

 

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(柴山先生の希望により ポスターのテーマはピンクといちご)

クリスマスまであと少し。

2021年の始まりまでも、あと少し。

4年生と一緒に勉強する時間もあと少し。

「ずっと同じ」であるもの、

「このまま」が続くことはないってわかっていますが、

この時期は・・・・なんだろうな、

寂しさや残念な気持ちがしずかに心に広がる時期です。

(ま)

2021年11月21日 (日)

授業参観日

最近のキャンパスには、

すてきな紅葉の風景がひろがっています。

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つくづく、自然あふれる、

きれいなキャンパスだなあと感激です。

 

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先日、恒例の授業参観がありました。

今年度は、春から私たちの仲間になった

正木郁太郎先生の社会心理学概論のオンライン授業を

Zoomで教員たちも参観させていただきました。

 

一年かけてやっとオンライン授業になじんできた私としては

正木先生がさまざまなツールを活用して

学びの環境を、視覚的にわかりやすく、

また、興味や関心を盛り上げながら、

学びの共有をその場でスムーズに行っていく様子に

(パパパコメント、名前が気に入りました。

マママコメントがあるのかと思いましたが、なかった)

終始、すごいすごいと感動しておりました。

 

私の専門が発達障害という特別なニーズをもった

人たちへの支援であることもあって、

どうしてもそうした子どもや学生の立場になってしまうのですが、

正木先生の、

あらかじめ見通しを与える説明、

スライドの説明個所を色で示すこと、

重要なポイントは口頭とそれプラス、文字でも表現すること

抽象的概念を具体例を出しながら説明すること、

各自で関心を深められるよう直接SNSサイトを共有してみせること・・・

こうしたありかたは、

特別なニーズをもつ子どもや学生だけでなく

だれにとっても学びを主体的に促進できる、

すばらしい試みで、教育のユニバーサルデザインだと思いました。

 

オンラインであることを忘れるほど、

双方向的なやりとりができる授業で

あっというまの90分でした。

学生時代に(プラス3年前の公認心理師試験勉強の時に)

勉強した社会心理学の魅力的な知識を再確認でき、楽しかったです。

 

さっそく、私もこの週の講義で

正木先生から教わったスキルをこっそりと使ってみました。

(気づいたかしら、受講生さん、

きわめて地味な技しか真似できませんでしたけど)

慣れないために

たどたどしかったでしょうが、

ちょっとだけ「出来る人間」になれた気がして

うれしかったです。

何歳になっても、新しいことを学べる機会があり、

試してみようと思えたら、

試せる環境がすぐそこにあるということを、

すごくすごく感謝しています。

正木先生、とっても緊張したそうだけど、

とってもよかったですよ。

また、お邪魔させてくれた学生の皆さん、ありがとう。(ま)

2021年11月11日 (木)

寂聴さん逝く

13日、14日はオンラインと対面(予約制で東女生のみ)での

ベラ祭です。

そのための準備のため、12日は授業がお休みです。

 

今日、11日は真っ青な空が広がりましたが、土日も晴れますように。

 

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(4号館前の11日の空)

 

大学院の授業が6時過ぎまであり、帰宅すると訃報を耳にしました。

瀬戸内寂聴さんが99歳で永眠されたとのこと。

 

寂聴さんは東京女子大学国語専攻部の卒業生(1943年)です。

(今はもうこうした学部はありません)

どうやら、在学中にお見合い結婚をしていたようですよ。

 

いろいろあった寂聴さん、

2018年に、東京女子大学に講演にきてくださっています。

創立100周年記念の「96歳寂聴さんとともに」という寂聴さんと黒田杏子さんとの

対話講演でした。

YouTubeで視聴できます。

https://www.youtube.com/watch?v=aYiwyqdp0zw

 

「一生のうち いちばん幸せだったのはここ(大学)の4年間・・・」

「うきうきするようなことを考えてね、やってみてください」

 

お茶目で、率直で、柔らかで、芯のある寂聴さんの声が

こころに響きます。

ご冥福をお祈りします。(ま)

2021年11月 3日 (水)

分け合って生きる

10月最後の週の終わりに岩手県宮古市に出張しました。

大学の活動制限指針のレベルも下がり、久しぶりの出張です。

岩手県は9月からコロナ感染者がゼロの地域で

出張前にPCR検査のキットが送られてきて、

しっかり陰性の結果を送ってからの出発でした。

 

東北の沿岸部は、東日本大震災直後に

発達障害を抱える子どもと家族、

そして支援者への支援のためにうかがってから

私は毎年のように出かけていました。

時には、

学生や大学院生を複数名連れて支援活動をした年もありました。

 

昨年はコロナ禍でうかがえなかったので

2年ぶりの宮古市でしたが、

海に映る豊かな自然の風景や魚介のごちそう、

そしてなつかしい顔との再会で

エンパワメントしにいったつもりの自分が

すっかりエンパワメントされっぱなしの3日間でした。

 

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宿からは日の出がみえましたよ。

 また、宿の夕食は

いくらやウニやめかぶが取り放題、お代わり自由で

まるでドリンクバーのようでした。

 

さぞやお安く手にはいるのだろうと思って聞いたら、

支援者や保護者の方々が、

「売ってる値段は高いのよ」というのです。

そして、彼らはにっこりと笑うと、

「あたしたち、魚は分け合うものであって、買うものという発想がないからね」と

おっしゃいます。

皆さん、魚をスーパーで買うということがほとんどないそう。

「買うもんではなく分け合うもん」という言葉に

なんだかとっても感激してしまいました。

 

東京では、

必要なものは必要な人がお金を出して買うという暮らしが

当たり前です。

だけど、あればみんなで「分け合う」という暮らしって

とてもすてきですよね。

都会にはなくなってしまった宝物のような絆を感じました。

分け合って生きる、そこから生まれる絆が

震災やコロナ禍を乗り越える土台にあるのかもしれません。

彼らの生きる底力をあらためて感じられた出張でした。(ま)

2021年10月 9日 (土)

心の潜水病

後期が始まって3週間目を迎えます。

これから授業の7割を対面にしていこうという方針が大学から発表されました。

うれしい人もいれば、

とまどっている人もいるようです。

先日の授業でも、

「人に会わない生活」を続けてきて

急に毎日のように「人に会う生活」を送ることに

不安を感じている声がちらはら聞こえてきました。

 

「こころの潜水病」といわれていることがあります。

「夜と霧」のフランクルが、

強制収容所から解放されるという

待ちに待ったいい変化であったとしても

急激な変化を体験することでこころを病んでしまった人たちがいたと報告しています。

 

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海底深く潜っていた潜水夫が海面に急いで上がると陥る「潜水病」にかけて

こころが潜水病にならないように、

いい方向への変化であっても予告をし、ゆっくりと時間をかけて

変化になじんでいく重要性を彼は唱えていました。

 

対面授業を楽しみにしている学生にとっても、

変化は心に負担をかけることがあります。

 

コロナ禍で身に着けた新しい受講スタイルに

やっとなじみ、そこにとどまりつづけたいと思っている学生にとっては

一層、負担を感じるかもしれません。

 

今、大切にできたらいいことは

急に変化するのではなく、ゆっくりと変化することを尊重しあえること、

一律の姿に変化するのではなく、多様な変化のあり様を認め合えること、

また、「もとの日常にもどる」ではなく、「新しい日常をつくる」チャレンジをしていくことでは

ないかしらね。(ま)

2021年10月 2日 (土)

散歩 ー心を1番にー

山のようにしないとならないことがたまっているのですが

このところ根を詰めて夜遅くまで仕事をしていたので

今日は意を決して、自分の心のために

「散歩」をすることにしました。

最初、「そんな時間があったなら、

文書を書いていけばいいのに」などという声が

心の中にちらほらと浮かんできたのですが。

 

川べりを歩いていたら、親子の会話が聞こえました。

「お母さん、なんで川はくねくねするの」と子ども。

母親は「まっすぐより道草するのが好きなのよ」と。

そうよね、私の心が反応します

私も道草好きだなあ・・・

 

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運動公園は久しぶりにたくさんの人がいます。

右のグランドでは子どものサッカー教室が、

左のグランドでは中校生ぐらいの野球の試合が。

「やるな、言ったことを実行するやつはヒーローだ」と、

子どもをほめちぎってるコーチの声が聞こえてきました。

そうだ、私の心が反応します。

言うだけじゃだめよね・・・

 

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小さな飛行場から小さな飛行機が島に向けて飛び立とうと準備。

風に向かって重そうな機体が徐々に速度をあげていきます。

「追い風で押してもらったほうが楽そうだけど」と私がいうと、

隣にいた旦那が

「うまく高度をあげるには向かい風のほうがいいのさ」

そうか、私の心が反応します。

追い風だけが助けになるのではなくて

向かい風も力をくれるんだ・・・

 

1時間半ほどかしら、

「散歩」をしている間に

心がゆっくりと回復していくのが分かりました。

さて、これから仕事を片付けていきましょう。

心を一番に優先することの大切さを

あらためて感じた一日でした。(ま)

2021年9月18日 (土)

こころの自由

皆さん、

長い夏休み、どんなふうに過ごしたでしょうか。

キャンパスはお休みの間に

たくさんの人によって整備されていました。

ちょっとすてきな帽子姿のスタッフが

広場の芝をキレイにしてくれてます。

 

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高校生までこんなに長い休み、ありませんでしたよね。

そしてまた社会人になったら、

やはりこんな長い休みはないでしょう。

そういう意味では大学時代の貴重な長期休暇です。

とはいえ、

コロナ感染者が急増し、緊急事態宣言が継続していて

旅行したり、飲食したりといった行動が

自由できなかった感じの休暇となりましたね。

 

だけど、行動の自由がかなわないからといって、

こころの自由まで奪われるものではありません。

さまざまな制約の中で

どんなふうにこころを自由にして過ごすか。

いろいろと工夫をしたのではないかしら。

 

私はたくさんの本を読み、レンタルで映画を観ました。

現実の世界だけでなく

ファンタジーの世界にも旅ができました。

いろいろな人になりました。

ミュージシャンになったり、外科医になったり、

消防士になったり、ダンサーになったりしました。

泣いたり、腹をたてたり、感謝したりしました。

 

たとえ行動の自由を奪われるようなことがあっても、

こころの自由まで手放さなくてもいいこと、

大切に覚えておきたいものです。

さて、コロナの状況はよめませんが、

後期は、対面と遠隔、オンデマンドなどといった

形式で授業がはじまります。

 

コロナ禍が長期化するなかで

安心感や不安に対する感覚は個人差が広がります。

それぞれ、自分のこころに正直に、

安心感をもって学べる環境を手にしましょう。

豊かに学び、豊かに自分を磨くには

こころの自由が大切です。

みんなと学べる時間を楽しみにしています。(ま)

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